肌をきれいにするには?ホームケアと美容施術、それぞれの役割

高価な化粧品をいろいろ試しても、肌があまり変わらない。そんなとき、ほかに方法はないのかと考える方は多いでしょう。肌を守るには毎日のホームケアが、減ってしまった水分やコラーゲンを補うには美容施術が、それぞれ力を発揮します。役割が違うからこそ、両方を組み合わせることで、よい状態を長く保ちやすくなります。

肌をきれいにするには、何から始める?

明るい背景に広げたクリームと、透明なジェルのしずく

肌の老化に関わる要因を調べた系統的レビューでは、年齢、性別、人種、大気汚染、栄養、喫煙、日光への曝露が主なリスク要因に挙げられています。[1] 年齢や生まれ持った要因は変えられませんが、紫外線を浴びる量、喫煙、食習慣は自分で調整できます。

まずは紫外線対策、禁煙、十分な睡眠を心がけ、そこに洗顔と保湿を加えていきましょう。

ホームケアと美容施術、それぞれにできること

肌の悩みによって、ホームケアでできることと、施術で補えることが異なります。

お悩み ホームケアでできること 施術で補えること
内側から感じる乾燥・かさつき 保湿でバリア機能を守る 肌の内側にヒアルロン酸を直接補う
キメの乱れ・毛穴 穏やかな角質ケア、紫外線対策 表皮を整え、真皮の再生を促す
ハリの低下・小じわ レチノイド、紫外線対策 コラーゲンを支える真皮の構造を補強
シミ・くすみ 紫外線対策、美白成分 色素に働きかけるレーザー

紫外線対策で、肌の老化を抑えてハリを守れる?

はい。55歳未満の成人903人を無作為に分けた研究では、毎日日焼け止めを使った群は、4.5年間で明らかな皮膚老化の進行がみられませんでした。必要なときだけ使った群と比べ、皮膚老化は24%少ないという結果でした。[2] 一方、同じ研究でベータカロテンのサプリメントには、全体として皮膚老化を抑える効果は認められませんでした。天候にかかわらず、毎朝、顔と首に十分な量の日焼け止めを塗ることが、取り入れやすいエイジングケアです。

レチノールなどの塗る成分は、肌の再生をどこまで助ける?

外用成分の中で、光老化に対する根拠が特に蓄積されているのは、ビタミンA誘導体のトレチノインです。ほかの外用成分と比較した25件の研究をまとめたレビューでも、光老化治療の基準と位置づけられています。ただし、刺激が強く、継続しにくい点が課題です。肌に合わない方には、レチンアルデヒドなどの前駆体が次の選択肢として提案されています。[3]

外用成分は効果が現れるまで数か月かかり、たるんだ部位やくぼんだ部分のボリュームを補うこともできません。トレチノインは医師の処方が必要な薬ですので、必ず相談のうえで使用してください。

キメやハリの改善に、美容施術ができること

美容施術では、化粧品が届きにくい層に直接働きかけます。ヒローウェーブは、高分子と低分子のヒアルロン酸を組み合わせた複合体を皮膚のすぐ下に注入する、バイオスティミュレーター型の肌育注射です。肌の内側の乾燥を補い、コラーゲンの生成を促します。リトゥオは、コラーゲンやエラスチンを支える細胞外マトリックス(ECM)を真皮に注入し、肌の構造そのものを補強します。HALOは、表皮を薄く整える波長と真皮まで届く波長を同時に照射し、キメや毛穴、シミに働きかけます。

診療では、乾燥で肌がつっぱり、忙しくて回復期間を取りにくい方には、ヒローウェーブ(HILO WAVE)が向いています。ボリュームが減って顔が平坦に見え、毛穴やキメも気になる方には、リトゥオを先にご提案することが多くなります。たるみ毛穴にシミやくすみが重なっている場合は、HALO(ヘイロー)が適していることが多くあります。この肌育注射で特に大切なのは、製剤を均一に行き渡らせることです。しこりは、製剤が一か所に集中したときに生じやすくなります。経験が少ないと見落としがちな点なので、少量ずつ複数のポイントに分け、顔・首・手で注入量も調整します。

肌再生の施術は、いつ、何回受けるとよい?

ホームケアを続けても乾燥やかさつきが改善しない、化粧が浮く、ハリが明らかに低下した。そのようなときは、施術を検討する目安になります。メーカーが推奨する間隔は、ヒローウェーブが3か月、リトゥオが4週間おきに3回です。HALOは1〜2回を目安とし、実際の回数は肌の状態に応じて決めます。リトゥオは3回続けることをご提案しています。ハリやキメの変化が本格的に現れるのは2〜4週目からなので、1回目だけで判断するのは早いためです。ヒローウェーブは3か月ほどで再来院される方が多いものの、元に戻ったというより、よくなった肌をさらに整えたいという方が多くいらっしゃいます。撮影や大切な予定を前に、急いで来院される方もいます。予定が翌日なら、腫れや赤みを出さずに変化が見える組み合わせを、翌月なら、その日から逆算した段階的なプログラムを考えます。毛穴の開きが一番のお悩みなら、「開いた毛穴は、どこまで目立たなくできる?」もあわせてご覧ください。

ドンアン中心クリニックが考える肌づくり

当院では流れ作業の診療を行わず、院長がカウンセリングから施術まで直接担当します。乾燥なのか、肌を支える構造の変化なのか、キメや色素の問題なのかを診察し、施術とその順序を決めます。肌育注射を予約して来院された方に、お悩みにより合う軽い施術をご提案したところ、「ほうれい線の悩みがなくなった」とお話しいただいたこともあります。

チョ・チャンファン院長は、ヒローウェーブで最短期間・最多施術のTop Rankersに選ばれ、当院は2026年のHILO WAVE USER TOP5 AWARDSを受賞しました。ク・ソヨン院長は、大韓美容整形レーザー医学会2026年春季学術大会で、Dual-HAコラーゲンブースターの治療戦略を講演しています。レーザーや機器による施術の前には、肌育注射で肌の状態を整えます。施術後の色素沈着や反応性の赤みへの懸念を抑えるためです。多少の痛みを伴うリトゥオは、ヒローウェーブと分けて治療計画を立て、全体の負担を軽減します。両方を受けられた患者様からは、「顔全体が自然に若々しく見える気がする」とご満足のお声をいただきました。

施術前に知っておきたいこと

ホームケアも施術も、結果や持続期間には年齢、肌質、生活習慣による個人差があります。レーザーの前後は肌が敏感になるため、レチノイドなど刺激のある成分をいつ再開するか、医師に確認してください。ヒローウェーブは眉間や皮膚の薄い目元には使用せず、同じ部位にフィラーを注入している場合は、1か月以上間隔を空けます。カウンセリングでは、服用している薬も必ず確認します。過去6〜12か月以内にイソトレチノイン(ニキビの内服薬)を使用した方や、光過敏を起こす薬、抗凝固薬を服用中の方には、HALOを勧めていません。

肌づくりのよくある質問

ソウル江南・狎鴎亭でスキンケアのクリニックを選ぶポイントは?

一つの施術だけを勧めるのではなく、肌を診察し、ホームケアと美容施術の役割を分けて説明してくれるかを確認しましょう。当院では流れ作業の診療を行わず、院長がカウンセリングから施術まで直接担当します。

肌のキメを整えるために、手軽にできることは?

毎日日焼け止めを使い、穏やかな洗顔と保湿で肌のバリア機能を守ることです。スクラブや強いピーリングを頻繁に行うと、かえってキメが乱れることがあります。

スキンブースターを受ければ、ホームケアは不要ですか?

いいえ。スキンブースターが肌の内側を補い、紫外線対策と保湿がその状態を守ります。両方を続けることで、効果を長く保ちやすくなります。

肌再生の施術後、すぐ普段どおりに過ごせますか?

ヒローウェーブは直後から、HALOとリトゥオは多くの場合、翌日から普段どおりに過ごせます。赤みや腫れが引くまでの時間には個人差があります。

参考資料

  1. Wong QYA ほか、 「Defining skin aging and its risk factors: a systematic review and meta-analysis」, Scientific Reports, 2021. https://doi.org/10.1038/s41598-021-01573-z
  2. Hughes MCB ほか、 「Sunscreen and prevention of skin aging: a randomized trial」, Annals of Internal Medicine, 2013. https://doi.org/10.7326/0003-4819-158-11-201306040-00002
  3. Siddiqui Z ほか、 「Comparing Tretinoin to Other Topical Therapies in the Treatment of Skin Photoaging: A Systematic Review」, American Journal of Clinical Dermatology, 2024. https://doi.org/10.1007/s40257-024-00893-w

執筆:ドンアン中心クリニック 医師

あなたに合う施術を、院長が直接診察してご提案します

金曜日は21時まで、土曜日も診療しています。

カウンセリング予約