スキンブースターの種類と選び方

種類が多すぎて、どの肌育注射(スキンブースター)を選べばよいかわからない、というご相談が増えています。製品名より、成分と働きで選ぶことが大切です。内側の乾燥にはヒアルロン酸系、肌が薄くなりハリが落ちた場合は、構造を補う製剤やコラーゲンの産生を促す製剤をまず検討します。

スキンブースターとフィラーの違いは何ですか?

透明なジェル、線維、微粒子など、質感の異なる素材を並べた俯瞰写真

フィラーは特定の部位にボリュームを作り、スキンブースターは少量ずつ広く注入して肌そのものの質を整える施術です。2024年のレビューによると、スキンブースターはボリュームを補うヒアルロン酸フィラーから発展し、真皮の状態を改善する用途へ広がってきました。主な効果は、保湿・ハリの改善・しわの軽減です。

成分によって、どのように分けられますか?

よく使われる製剤は、主成分と働きによって大きく4系統に分けられます。

系統 主な成分 主な働き 変化が現れる時期
ヒアルロン酸 HA、高分子・低分子HA複合体 水分を保持し、内側の乾燥や小じわを改善 施術直後から
再生を促す成分 PN(ポリヌクレオチド)など ダメージを受けた肌の回復をサポート 数週間かけて
ECMブースター 無細胞同種真皮から精製したECM コラーゲンを支える構造そのものを補強 2〜4週目から
コラーゲンブースター PLLA, PDLLA, CaHA, PCL 線維芽細胞を刺激し、新たなコラーゲンを産生 1〜3か月かけて

ヒアルロン酸系は変化が早く、コラーゲンブースターはゆっくり作用する分、効果が長く続きます。診療では両者を組み合わせ、深い層をコラーゲンブースターで支え、その上の肌質をヒアルロン酸で整えることもよくあります。

効果はいつ現れ、どのくらい続きますか?

ヒアルロン酸系は、注入直後からうるおいを感じられます。2023年の無作為化比較試験では、HA製剤を3回受けた107名で、クリームのみの対照群より、75日目・120日目の目元・首・胸の小じわが明確に減りました。最終注入7日後には水分量も増加しています。有害事象の多くは軽度で、48時間以内に消失しました。ヒローウェーブ(HILO WAVE)を受けた方からも「肌がしっとりしてハリがあり、鏡を見るたびうれしい」というお声がありました。

2026年の臨床研究では、ヒト由来無細胞真皮(ECM)粒子とヒアルロン酸を顔の左右に分けて注入し、20週間比較しました。皮膚密度・弾力・しわの深さ・毛穴面積・水分量のすべてで、ECM側に大きな改善が見られました。

コラーゲンブースターは、スキンブースターと何が違いますか?

コラーゲンブースターは、スキンブースターの中でもコラーゲンの産生に重点を置いた製剤です。14件の研究を検討した2026年の系統的レビューでは、PLLAとCaHAの両方でハリ・しわ・顔のボリュームが改善し、効果はPLLAで最大25か月、CaHAで12〜18か月続きました。主な有害事象は、注入部の痛みや腫れなど軽度でした。ゴウリを受けた方からも「時間がたつほど変化を感じる」というお声があります。

自分の肌には何が合いますか?

つっぱりや乾燥が気になる場合はヒアルロン酸系が適しています。回復期間を取りにくい方には、すぐに日常生活へ戻れるヒローウェーブをおすすめします。ただし、メーカーが推奨しない眉間や皮膚の薄い目元には注入しません。たるみ毛穴や肌の薄さには、ECMやコラーゲンブースターを検討します。保湿系だけでは物足りない方にはゴウリ、頬の側面などのこけにはボリュームを支えるCaHAを加えることがあります。

当院では、肌育注射をどのように施術していますか?

当院では医師が直接相談を伺い、施術します。皮膚の厚みやこけの位置を見て、どの成分をどの層に入れるかを決めます。特に大切なのが、製剤を均一に分布させることです。一か所に集中するとしこりができやすいため、少量ずつ複数のポイントに分けて注入します。

ヒローウェーブは、高分子・低分子ヒアルロン酸の複合体で、水分を補いながらコラーゲンの産生を促します。チョ・チャンファン院長は最短期間・最多施術のTop Rankersに選ばれ、当院は2026年のHILO WAVE USER TOP5 AWARDSを受賞しました。ヒアルロン酸が主成分なので、しこりができてもヒアルロニダーゼで溶解できます。 リトゥオはECMで皮膚構造を補強します。針で注入する際は痛みがあるため、痛みの少ないヒローウェーブと部位を分けて使い、全体の負担を抑えることもあります。 ゴウリは完全液状のPCLで、真皮にコラーゲンのネットワークを作ります。 レディエッセはカルシウムを主成分とするコラーゲンブースターです。チョ・チャンファン院長とク・ソヨン院長は、MerzのRadiesse® Train The Trainerで優秀トレーナーに選ばれました。

チョ・チャンファン院長は、6種類のコラーゲンブースターの作用機序を比較した総説を、筆頭著者としてJournal of Cosmetic Dermatology(2026年)に発表しました。こうした知見をもとに、一人ひとりに合う成分を選びます。

施術前に知っておきたいことは?

効果には、皮膚の厚み・年齢・生活習慣による個人差があります。コラーゲンブースターは変化が出るまで数週間〜数か月かかるため、大切な予定がある場合は余裕をもって始めましょう。撮影が間近なら、直後からうるおいを感じられるヒアルロン酸系を中心に使います。1か月の余裕があれば、日程から逆算してコラーゲンブースターも段階的に組み込みます。施術部位の炎症や、妊娠・授乳については事前にお知らせください。

スキンブースターのよくあるご質問

ソウル江南・狎鴎亭でクリニックを選ぶポイントは?

肌の状態に合う成分を選べるか、誰が相談と施術を担当するかを確認しましょう。狎鴎亭ロデオ駅近くの当院では、医師が直接カウンセリングと施術を行います。

スキンブースターと水光注射は同じですか?

水光注射は、ヒアルロン酸を注入してうるおいを補うスキンブースターの一種です。スキンブースターは、再生を促す成分・ECM・コラーゲンブースターも含む、より広い呼び方です。

何回で効果を感じられますか?

ヒアルロン酸系は初回からうるおいを感じられます。リトゥオはメーカー推奨の4週間おきに3回、ヒローウェーブは約3か月ごとに受ける方が多くなっています。回数は医師が肌の状態を見て決めます。

料金は何によって変わりますか?

成分・注入量・部位・回数によって異なります。医師が肌を診察して必要量を決め、費用をご案内します。

参考資料

  1. Yi Kyu-Ho ほか、「Skin boosters: Definitions and varied classifications」, Skin Research and Technology, 2024. https://doi.org/10.1111/srt.13627
  2. Fanian Ferial ほか、「A hyaluronic acid-based micro-filler improves superficial wrinkles and skin quality: a randomized prospective controlled multicenter study」, Journal of Dermatological Treatment, 2023. https://doi.org/10.1080/09546634.2023.2216323
  3. Lee Young In ほか、「Injectable Particulated Human Acellular Dermal Matrix Booster for Skin Restoration: An Integrated Randomized, Split-Face, Double-Blinded Clinical Trial and Preclinical Study」, International Journal of Molecular Sciences, 2026. https://doi.org/10.3390/ijms27052193
  4. Ferreira Alan Cristian Marinho ほか、「Efficacy, Durability, and Safety of Collagen Biostimulators Based on Poly-L-Lactic Acid (PLLA) and Calcium Hydroxyapatite (CaHA) in the Face: A Systematic Review」, Aesthetic Plastic Surgery, 2026. https://doi.org/10.1007/s00266-025-05412-8

執筆:ドンアン中心クリニック 医師

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