そばかすと肝斑の違いは?それぞれの治療法

鼻や頬に散らばるそばかすを隠そうと、メイクが厚くなるという方は少なくありません。そばかすは皮膚の浅い層に色素が集まり、境界がはっきりしているため、レーザーや光治療で比較的薄くなりやすいものです。ただし、肝斑もある顔に同じ出力で照射すると、肝斑がかえって濃くなる場合があります。まず色素の種類を見極めることが大切です。

そばかすはなぜできますか?

そばかすの医学名は雀卵斑(ephelides)です。色素に関するレビューでは、遺伝的な要因が大きい一方、実際に肌に現れるきっかけは日光とされています。そのため、子どものころから鼻や頬骨付近に小さな茶色の点が散らばり、夏に濃く、冬に薄くなる変化を繰り返します。

同じレビューでは、そばかすと混同されやすいシミ(老人性色素斑)も区別されています。老人性色素斑は長年の紫外線や光老化によって生じ、年齢とともに大きくなり、季節が変わっても薄くなりません。診察で、子どものころからあったのか、ここ数年でできたのかを伺うのはそのためです。アジア人の肌に関するレビューでは、しわより先に色素の変化が現れやすく、肝斑、老人性色素斑、そばかす、炎症後色素沈着が生じやすいとされています。

輪郭のはっきりした小さな茶色い斑点と、境界のぼやけた色素斑がある皮膚の拡大写真

そばかすと肝斑はどう違いますか?

形、できる場所、原因に違いがあります。顔によく見られる3種類の茶色い色素は、次のように区別します。

区分 そばかす 老人性色素斑 肝斑
形状 小さな点が多数散らばる 大きく、境界のはっきりした茶色い斑点 境界が曖昧な薄茶色の色むら
できやすい部位 鼻・頬 頬骨付近・額・手の甲 両頬骨付近・額・口元
主な原因 遺伝的な傾向と日光 長年蓄積した紫外線の影響 紫外線とホルモン
季節による変化 夏に濃くなる ほとんどない 刺激で濃くなる
適した治療 色素レーザー・光治療 色素治療レーザー 肝斑に合わせた低刺激のレーザー

そばかすや老人性色素斑はレーザーに反応しやすい一方、肝斑は色素を作る細胞自体が敏感になっているため、強い刺激で濃くなることがあります。肝斑のレーザー研究22件をまとめたメタ解析では、多くのレーザーが重症度スコアを下げたものの、肌の色が濃い方には炎症後色素沈着や脱色のリスクが伴いました。そばかすの間に薄い肝斑が混在する顔は少なくありません。経験が少ないと、この肝斑を見落として一度に強く照射してしまいがちです。

そばかすにはどのような治療がありますか?

主に色素レーザーと光治療があります。老人性色素斑の臨床試験41件、計3,234名を分析した系統的レビューでは、治療成功率はQスイッチレーザーで36.36〜76.6%、ピコ秒レーザーで67.9〜93.02%、IPLで74.6〜90%でした。老人性色素斑を対象とした数値のため、そばかすにそのまま当てはめることはできませんが、表皮の色素に対する方法を考える目安になります。

大きくはっきりした斑点が少数ある場合は、一つずつ狙う色素レーザーが向いています。小さな点が顔全体に散らばる場合は、広い範囲をまとめて治療できる光治療が適しています。ほかの色素治療で十分な変化を感じなかった方にも、リポット(Reepot)やBBLをご提案することがあります。色素の種類を改めて見分けると、適した機器が変わる場合があるためです。

そばかすのレーザー治療は1回で終わりますか?

厚みや数によって異なります。高いエネルギーで病変を除去する色素レーザーは1回での除去を目指しますが、厚みや深さがある場合は追加で行うこともあります。光治療は少しずつ薄くする方法のため、通常は1か月おきに数回受けます。

そばかすは日光によって目立つ色素です。今あるものを除去しても遺伝的な傾向は残るため、紫外線対策が不十分だと新しく現れる場合があります。再発についてよく聞かれますが、再発に見えても、最初に照射対象から外れていた病変や、真皮の微細な色素であることもあります。

治療後はどのようにケアしますか?

色素レーザーを照射した部位は、新しい皮膚ができるまでデュオダームで保護します。はがれそうになっても貼り替えず、上から大きめに重ねて貼ってください。外した後の赤みは、肌質に応じて1〜6か月かけて元の肌色に戻ります。その間はサウナを避け、保湿と紫外線対策を丁寧に行いましょう。トーニングなど、ほかの色素治療は、デュオダームを外してから1か月後以降をおすすめします。光治療では赤みが数時間で落ち着き、すぐに日常生活へ戻れます。

当院ではそばかすをどのように治療しますか?

当院では、院長がカウンセリングから施術まで直接担当します。色素の種類と深さを診察し、そばかす、老人性色素斑、肝斑を見分けたうえで、それぞれに合った機器を選びます。

境界のはっきりしたそばかすや老人性色素斑には、リポットを使用します。532nmのQスイッチNd:YAGレーザーに、サファイアチップによる強力な冷却を組み合わせ、一時的に血管内の血液を減らしてメラニンへエネルギーを集中させます。院長が病変を一つずつマーキングすると、AutoDerm®の画像処理機能がその場所だけに照射します。照射する範囲と出力が結果に関わるため、院長が病変ごとに出力と回数を直接決めます。老人性色素斑の治療を受けた方からは、「きれいになくなった」とのお声をいただきました。小さなシミが広く散らばる場合は、BBLフォーエバーの色素治療プログラムで顔全体のトーンを整え、リポットと同日に併用することもあります。肝斑が混在している場合は、HALOやBBLを使い、肝斑の治療を別に計画します。チョ・チャンファン院長は、2025年の大韓美容整形レーザー医学会秋季学術大会で、リポットなどの色素レーザー施術後のケアを、ほかの医師に向けて講演しました。

治療前に知っておきたいことは?

色素が薄くなる速さや赤みが治まるまでの期間は、肌質によって異なります。赤みがあった部位に一時的な色素沈着が起こる場合もありますが、時間とともに薄くなります。撮影など大切なご予定がある場合は、デュオダームを貼る期間と赤みが落ち着く期間を逆算して、施術日を決めましょう。光への感受性を高める薬を服用中の方、過去6〜12か月以内にイソトレチノインを服用した方、妊娠中の方、最近日焼けをした方は、光治療が難しい場合があります。皮膚症状を伴う自己免疫疾患がある方や、抗がん剤治療中の方も、色素レーザーを延期するほうが安全です。

そばかす治療のよくあるご質問

ソウル江南・狎鴎亭でそばかす治療を受ける際の選び方は?

誰が色素を診断するのか、そばかすと肝斑を区別して機器を使い分けるのかを確認しましょう。狎鴎亭ロデオ駅5番出口から徒歩5分の当院では、院長がカウンセリングから施術まで直接担当します。

そばかすと肝斑が両方ある場合はどう治療しますか?

そばかすには色素レーザーや光治療を行い、肝斑は刺激を抑えた専用の方法で別に治療します。同じ出力でまとめて照射すると、肝斑が濃くなる場合があります。

そばかすのレーザー治療の料金は何で決まりますか?

数、大きさ、部位、必要な回数によって異なります。院長が色素を診断し、治療計画とともに費用をご案内します。

眉の近くを治療すると、眉毛が抜けますか?

リポットはQスイッチ方式で、毛根を破壊しません。一時的に毛の色が抜け、脱落することがあっても、時間がたつと再び生えてきます。

参考資料

  1. Praetorius C ほか、「Sun-induced freckling: ephelides and solar lentigines」, Pigment Cell & Melanoma Research, 2014. https://doi.org/10.1111/pcmr.12232
  2. Chan IL ほか、「Characteristics and management of Asian skin」, International Journal of Dermatology, 2019. https://doi.org/10.1111/ijd.14153
  3. Mardani G ほか、「Treatment of Solar Lentigines: A Systematic Review of Clinical Trials」, Journal of Cosmetic Dermatology, 2025. https://doi.org/10.1111/jocd.70133
  4. Lai D ほか、「Laser therapy in the treatment of melasma: a systematic review and meta-analysis」, Lasers in Medical Science, 2022. https://doi.org/10.1007/s10103-022-03514-2

執筆:ドンアン中心クリニック 医師

あなたに合う施術を、院長が直接診察してご提案します

金曜日は21時まで、土曜日も診療しています。

カウンセリング予約