顔の赤みはなぜ起こる?原因と改善方法
洗顔しただけ、暖かい部屋に入っただけで顔がほてると、メイクで隠すのも難しくなります。顔の赤みは、皮膚の血管が広がりやすくなり、刺激への感受性が高まることで生じる場合が多くあります。広がった血管や赤みは光・レーザーで軽減できますが、落ち着いた状態を保つには、悪化させる要因も避けることが大切です。
顔が赤くなるのはなぜですか?
顔には皮膚の近くを多くの血管が走り、温度変化、感情、食べ物によって血管が広がりやすい特徴があります。拡張と収縮を繰り返した血管が元に戻りにくくなると、赤みが残り、細い血管が透けて見え始めます。長期間の日光への曝露で皮膚が薄くなったり、刺激の強い洗顔や角質ケアでバリア機能が低下したりすることでも、赤みは強くなります。

繰り返す顔の赤みの中には、酒さという慢性炎症性の皮膚疾患もあります。頬、鼻、顎、額に生じやすく、自然免疫・獲得免疫の反応と神経血管の調節異常が関わるとされています。カウンセリングでは、いつ、どのような状況で赤くなるかを伺います。一時的に赤くなるのか、常に赤いのかによって、対応が変わるためです。
顔のほてりと酒さはどう違いますか?
一時的に赤くなって治まる場合と、赤みが続く場合では、原因やケアが異なります。見た目による主な分類は次のとおりです。
| タイプ | 見た目・症状 | 主なケア・治療 |
|---|---|---|
| 一時的なほてり・赤み | 熱・感情・飲酒で一時的に赤くなり、その後治まる | 悪化要因を避ける、鎮静ケア |
| 持続する紅斑 | 頬や鼻の周囲が常に赤い | 外用薬、光・レーザー治療 |
| 毛細血管拡張 | 細い血管が線状に透けて見える | 光・レーザー治療 |
| 丘疹・膿疱を伴う酒さ | 赤いぶつぶつを繰り返す | 外用薬・内服薬による治療 |
酒さは、人口の約5%に見られる比較的よくある疾患です。細い血管が透けて見える方や、頬・鼻の赤みが続く方は、光治療への反応がよい傾向があります。一方、赤いぶつぶつを繰り返す方や、目にも症状がある方には、光治療から始めることはおすすめしません。先に薬物治療が必要な場合があるためです。
顔の赤みを悪化させる習慣は?
サウナ、熱いお風呂、飲酒、辛い物や熱い物、強い日差し、急な温度変化が代表的です。酒さの治療指針では、毎日の日焼け止めと保湿、低刺激の洗顔料、悪化要因の回避が基本のケアとされています。アルコール濃度や香りの強い化粧品、スクラブ、頻繁なピーリングも控えましょう。診察でも、施術の前にこうした基本のケアをお伝えします。日常のケアが整ってこそ、治療の効果も長く保ちやすくなります。
光やレーザーは赤みにどう働きますか?
光治療では、赤血球のヘモグロビンに吸収される波長を選んで照射します。光のエネルギーで拡張した血管を加熱すると、血管が徐々に縮小し、赤みが薄くなります。ランダム化試験152件、計20,944名を分析した系統的レビューでは、レーザーやIPLが紅斑、特に毛細血管拡張に有効であることを支持する根拠が示されました。一時的な赤みには、外用の血管収縮薬の根拠が最も強いとされています。そのため、拡張した血管は光治療、その都度出る赤みは生活習慣と薬で対応します。
赤みがある肌では、どの順番で治療しますか?
赤みのある肌はバリア機能が弱く、レーザーの刺激でさらに赤くなりやすいため、強い施術からは始めません。まず肌の状態を整え、次に血管や赤みを治療し、最後にキメや毛穴を整える順番にすると、肌への負担を抑えられます。早く赤みを取りたいからと、初めから高い出力を使うと、かえって赤みが強くなることがあります。経験が少ないと見落としやすい点です。通常は1回で終えるより、複数回に分けて少しずつ改善を目指します。
当院では顔の赤みをどのように治療しますか?
当院では、院長がカウンセリングから施術まで直接担当します。一時的な赤みか、血管が拡張した状態か、ニキビや色素沈着もあるかを確認してから、方法を決めます。
BBLフォーエバーは、米国サイトン社の広帯域光治療です。症状に合わせてフィルターで波長帯を変え、赤み、拡張した毛細血管、シミに1台で対応します。特に重視するのがフィルターと出力の選択で、院長が部位ごとに決めます。サファイアクリスタルが皮膚表面の温度を1℃単位で調整し、肌を保護します。麻酔は不要で、赤みや腫れは数時間で落ち着くため、撮影前などの予定にも合わせやすい施術です。キメや毛穴も気になる場合は、メーカーが併用を案内しているHALOを加えます。Opus(オーパス)を受けた方から、赤み、キメ、毛穴、小じわがいずれも改善したとのお声もあり、赤みとキメの両方が気になる場合はこのプラズマ治療も検討します。チョ・チャンファン院長は、レーザーなどの機器を使う前に、ヒローウェーブで肌の状態を整え、刺激による赤みが出るリスクを抑えています。施術後の色素沈着への配慮にもつながる順序です。
治療前に知っておきたいことは?
顔の赤みは、体質的に血管が広がりやすいことが多く、治療後も悪化要因に触れると再び赤くなる場合があります。効果や必要な回数には個人差があります。日光に異常な反応を起こしたことがある方、光への感受性を高める薬を服用中の方、過去6〜12か月以内にイソトレチノインを服用した方、妊娠中の方、最近日焼けをした方は、光治療を延期します。抗凝固薬や高用量アスピリンの服用、皮膚がんやケロイドの既往についても事前に確認します。
顔の赤みのよくあるご質問
ソウル江南・狎鴎亭で顔の赤みを治療するクリニックの選び方は?
赤みのタイプを最初に見極めるか、血管と色素の両方に対応できる機器があるか、診察した医師が施術も担当するかを確認しましょう。
治療後すぐにメイクできますか?
BBLフォーエバーは、赤みや腫れが数時間で落ち着き、施術後すぐに日常生活へ戻れます。飲酒、喫煙、サウナは1週間ほどお控えください。
赤みがある肌でもレーザーを受けられますか?
肌のバリア機能を確認し、出力や施術の順序を調整すれば受けられます。赤いぶつぶつを繰り返す酒さでは、先に薬物治療をおすすめする場合があります。
1回の治療で赤みはなくなりますか?
拡張した血管は、光治療を複数回受けながら少しずつ目立たなくなることが多くあります。施術の間も紫外線対策と保湿を続け、悪化要因を避けることで、落ち着いた状態を長く保ちやすくなります。
料金は何によって決まりますか?
赤みの範囲、同時に治療するお悩み、組み合わせる施術、回数によって異なります。院長の診断後にご案内します。
参考資料
- van Zuuren EJ ほか、「Interventions for rosacea based on the phenotype approach: an updated systematic review including GRADE assessments」, British Journal of Dermatology, 2019. https://doi.org/10.1111/bjd.17590
- van Zuuren EJ ほか、「Rosacea: New Concepts in Classification and Treatment」, American Journal of Clinical Dermatology, 2021. https://doi.org/10.1007/s40257-021-00595-7
- Frazier W ほか、「Rosacea: Common Questions and Answers」, American Family Physician, 2024. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/38905551/
